高級ミニバンのアルファードとヴェルファイア
かつては『クラウン』というと自他共に認める高級カテゴリーでしたが、現在そのクラウンから高級カテゴリーの座を奪っているのがアルファードとヴェルファイアです。
ミニバンに対する考え方というのも時代とともに変化してきていて
『ミニバン=ファミリーカー』だけではなく若者の中でもミニバンが好きな車ランキングの上位にランクしています。
その中でもアルファードとヴェルファイアが最高峰という位置付けになっています。
アルファードとヴェルファイアは大空間高級サルーンというキーワードで開発された車種なのでとにかく室内の圧倒的な広さと贅沢さは最高峰です。
ライバルとされるエルグランドに人気で圧倒しているのは室内空間の圧倒的な広さと贅沢さでしょう。
ミニバンの人気ツートップであるアルファードとヴェルファイアを詳しく掘り下げていきたいと思います。
ヴェルファイアハイブリッド
ヴェルファイアは2008年に二代目アルファードから分かれるカタチで登場してからすぐにアルファードと並んでトヨタミニバンの顔となり、ミニバン界のツートップとして地位を確立しました。
若者からオヤジ世代まで幅広く人気を得ていて大成功した車と言えます。
そして2015年1月に二代目ヴェルファイアを投入した事でまもはや不動の人気を確立しています。
ヴェルファイアハイブリッドはエンジンが2.4リッターベースから2.5リッターベースに変更されていてJC08モード燃費値は19.4km/L。
後輪をモーター駆動するE-Fourシステムも踏襲しています。
内装はとにかく高級感があって金属調と木目調のトリムをグレード別に設定していて1列目シートの中央には大型のコンソールボックスが標準装備されています。
全席とも満足度の高い居住性で前席はゆったりと座る事が出来ます。
セカンドシートは電動リクライニングや角度調整式ヘッドレストなど車の中とは思えない高級感のあるシートです。
サードシートは最高水準の居住性でシートの座り心地や広さは間違いなくミニバンの中でもトップクラスです。
ヴェルファイアハイブリッドは個性的な外観が印象的で細めの2段ヘッドライトと大きく目立つメッキグリルで構成されているフロントマスクは存在感が際立ちます。
[全長・全幅・全高]
4935mm×1850mm×1895mm
[燃費:JC08モード]
19.4km/L
[タイヤサイズ]
225/60/R17インチ
[乗車定員]
8人乗りor7人乗り
ヴェルファイア
ヴェルファイアは当然の事ながらハイブリッドに比べると燃費は9.5km/Lとガクンと落ちますが用意されているエンジンは2.5リッターと3.5リッターに駆動方式もFFと4駆があって車両価格もハイブリッドより割安になっています。
居住性はもちろん圧倒的ですが、それだけではなく新設計のリヤサスによって全てのグレードで快適でバランスのよい走りをしてくれます。
ヴェルファイアは最高級ミニバンの名に恥じない出来で3列目シートの格納方式を跳ね上げ式にこだわっているのですが、その理由として跳ね上げ式にする事でシートを大きく設計してドッシリと安定感のある座り心地を可能にしています。
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ヴェルファイアの多才な機能
ヴェルファイアには様々な機能が搭載されています。
【インテリジェントパーキングアシスト2】
自動ステアリングによって車庫入れや縦列駐車をサポートしてくれる機能で、これはオプションの純正ナビに付属される機能になります。
これは自動で駐車してくれるという機能ではなく、あくまでもサポートとしてハンドル操作の助けをしてくれるものになります。
ブレーキやバックなどを自動でしてくれて駐車を完了させてくれるものではないので注意してください。
ただ、この駐車アシスト機能がある事で女性も安心して運転する事が出来るのではないでしょうか?
家族でミニバンに乗っていてお母さんは運転が出来ないというケースもありますが、大抵運転を嫌う理由として大きなミニバンを駐車させるのが苦手という人が多いので、駐車アシスト機能でお母さんもミニバンを運転しやすくなっていると思います。
【ステアリングヒーター】
これは寒い地方では重宝する機能でスイッチをオンにしておくとステアリングが温められるので寒い冬に指先や手を冷やさないというものです。
北海道の真冬はとても寒くて、ハンドルがキンキンに冷えて本当に手が冷たくなるのがキツイのでハンドルを温めるというのは意外と盲点なんです。
【快適温熱シート】
いわゆるシートヒーターで無段階調整が出来るものをエグゼクティブラウンジとVLのグレードに採用しています。
シートも寒い冬の地域では、特に革調のシートの場合、お尻が痛くなるくらい冷えてしまうのでシートヒーターもあるととても便利な機能でしょう。
【後席空調】
後席空調は運転席からでも後席からでも操作可能なリヤエアコンを装備しています。
ディスプレイで空調状況や後部座席の窓の開閉状況が確認できます。
ヴェルファイアの上手な選び方とは?
ヴェルファイアを選ぶ時に、燃費が真っ先に頭に浮かんでハイブリッドを選択したくなるかもしれませんが、購入価格と維持費(燃料代など)を計算するとハイブリッド価格の元は簡単には取れません。
もちろんハイブリッドの低燃費は魅力なので燃費をとにかく抑えたいという場合はハイブリッドの選択も良いでしょう。
ハイブリッド化による価格の上昇を考えてハイブリッドとガソリン車の差額はおよそ60万円程度なので燃料代の差額で購入価格の差額を取り返すのは10万キロ以降になる計算です。
15万キロ20万キロと走るにつれてハイブリッドとして燃費の良さが金額の逆転現象としてあらわれるでしょう。
ガソリン車を選ぶ時は2.5リッターと3.5リッターで悩むと思いますが、日常的にフル定員乗車で峠道を頻繁に走るという人以外は2.5リッターで十分です。
2.5リッターでも力不足を感じる事はないでしょう。
ヴェルファイアは今や絶対的な高級ミニバンとしてアルファードに負けない人気を誇っています。
ヴェルファイアに乗っているという事が一種のステータスといっても過言ではない状況なのですが、実際にヴェルファイアのオーナーとなって高級ラウンジのような居住性を味わってみて欲しいと思います。
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