宇宙に果てはあるのか?宇宙の果てには何があるのか?
宇宙、誰もが一度は考えた事があると思います。
宇宙の果てってあるの??
宇宙の果てはどうなってる?
宇宙の果てを考える前に地球の果てを考えてみましょう。
例えば地球上で地球の果てを求めて進んでいくと地球を一周して元の場所に戻ってきます。
何故このような事が起こるのかと言うと地球は3次元の球体だから。
この3次元というのは簡単に説明すると縦、横、高さの3本の垂直線が引ける世界の事です。
一般には0次元は「点」、1次元は「線」、2次元は「平面」、3次元は「空間」と言われています。
3次元の地球の表面には特別な果てはないからです。
もっとわかりやすく例えると膨らませた風船に果てはないですよね?風船を指でなぞって行くと1周してしまいます。
さて、宇宙の場合は地球と比べて一つ次元が上がって4次元時空になります。
4次元時空というのは縦、横、高さという3次元空間に、時間軸を加えた時空間です。
私たちは4次元の立体の表面の3次元空間という片隅に存在しているに過ぎないので、宇宙の果てを求めて旅をしても、4次元空間の立体の表面を進むことになり、ここで宇宙が終わり、という果てはありません。
現在、宇宙の果てと言えば、138億光年先が宇宙の果てだと考えられています。
その理由としては、宇宙の誕生から138億年なので、宇宙は138億歳という事です。
光の速度には限界があり、宇宙の彼方から届く光は138億光年先から届く光が最も遠い光という事になります。
138億光年より彼方から光が届く事はありません。
何故、138億光年より彼方から光が届かないかた言うと、最初に書いた通り
宇宙は138億歳だからなんです。
宇宙は138億年前にビッグバンから始まり、現在も急速に膨張しています。
その膨張速度はどんどん加速している事がわかっています。
その事から、宇宙という空間自体は138億光年より先にも空間が広がっていると言う説が有力です。
『じゃあ、138億光年先が果てじゃないじゃん!』って思いますよね。
それも正解です。予測として138億光年先以上に空間が広がっているとしたら、宇宙の果ては138億光年より彼方という事になります。
しかし、どんなに宇宙が膨張を加速して空間が広がっていっても
我々が住む地球に届く光というのは138億光年先からの光が再遠なんですねぇ。
※図WMAPによって観測された宇宙マイクロ波背景放射の全天図です。これが光 ( 電磁波 ) で観測可能な宇宙の果て※
どうして138億光年先からの光しか届かないのか
それはズバリ『138億光年より彼方に星が存在しないから』ですね。
ビッグバンが起きたのが138億年前。そこから40万年かけて超高温だった宇宙が冷えていきました。
ここから、光は宇宙空間を直進できるようになって、情報を伝える事が出来るようになりました。
光を放つ天体が138億年前に誕生したということは、膨張速度が加速して空間自体はどんどん広がっていっても、光を放つ天体は138億光年先ですから
光として観測できる最も遠い距離は138億光年先という事になりますよね。
なので、観測できる宇宙の果ては138億光年先が宇宙の果てということになります。
宇宙が膨張してるなら138億光年の彼方はどうなってる?
最初に書いたように、宇宙は膨張しています。
その膨張速度は加速しています。
となれば、138億光年のその先はあるの?と疑問に思いますよね。
答えは有ります!
現在、宇宙は膨張によって、その大きさを465億光年まで広げている事が確認されています。
という事は138億年前に光を放った天体は、膨張により既に138億光年より彼方に引き離されている事になります。
それらの銀河は、現在、我々の居る地点から465億光年先に位置している事になっています。
もっとも、この宇宙空間の大きさについては複数の説がありますので、どれが正しいのかは結論付けする事は出来ないんですけどね。
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宇宙の果てある、超巨大な天体『ヒミコ』
2009年、地球から129億光年彼方に超巨大な天体ヒミコが観測されました。
研究者は『宇宙初期の時代で発見された物体の中で最も大規模なもの』と語っています。
太陽の400億倍の質量を持ち、3つの銀河が衝突して形成されたという、スケールが大きすぎてワケがんからない天体なんです。
■銀河とは?
宇宙と言えば、とてつもなく広い途方もない空間でその広大な宇宙の中には数え切れない数の星があります。
その星にも種類があり、自ら輝く太陽のような星【恒星-こうせい】
地球のような【惑星-わくせい】
ハレー彗星などで有名な【彗星-すいせい】
月のような【衛星-えいせい】と大別されます。
夜空を見上げると、たくさんの星が見えますよね?
あれらは全て、太陽のように自ら輝く恒星です。
水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星という惑星が太陽の周りをクルクルと回っています。
これを【太陽系-たいようけい】と呼んでいます。
そして宇宙には恒星とその恒星を回る惑星で形成される太陽系のような団体が、無数に存在しています。
その太陽系のような、団体も一カ所に集まっていて太陽のような恒星が2000億~4000億個も集まって
【銀河系-ぎんがけい】を形成しています。
一つの太陽を回る惑星たちが太陽系。
たくさんの太陽たちと惑星たちをまとめたのが銀河です。
そして、その銀河すらも宇宙には無数に存在していて、更に大きな集団を形成しています。
その銀河が数百~数千集まった集団で【銀河団-ぎんがだん】を形成しています。
銀河の集団が小さい規模のグループを【銀河群-ぎんがぐん】と呼びます。
更に更に、その銀河群や銀河団が集まって【超銀河団-ちょうぎんがだん】を作っています。
途方もないですね(笑)
無数にある超銀河団の中の一つの中に無数にある銀河団の中に無数にある銀河の中の一つが僕らの居る【天の川銀河-あまのがわぎんが】なんですね。
このヒミコは、一直線に並んだ3つの星団を巨大な水素ガス雲が包み込んでいる構造をしていることがわかっています。
そして、この3つの星団は合体して更に大きな天体を形成しようとしている所という途方もないスケールのお話しですね。
次々と常識が崩れる宇宙。メガアース発見!メガアースとは?
地球から560光年離れた場所に、地球によく似た惑星メガアースが発見されました。
このメガアースの発見は、これまでの宇宙学の常識をぶち壊す事になりました。
このメガアースは地球型惑星で質量は地球の17倍。
これまで発見された地球型惑星にはスーパーアースと名付けられてきたんですが、このメガアースは尋常じゃない大きさの為メガアースと呼ばれているんですね。
そして、今までの常識では、このメガアースは存在しえない惑星だったんです。
岩石型の地球型惑星として、今回発見されたメガアース規模の大きさにはならないというのが常識でした。
この規模まで大きくなると、ガスが増えて、ガス惑星になるというのが、今までの常識でした。
この非常識な惑星の発見により、生物の生存条件なんてのも見直しされるかもしれませんね。
メガアースに生物が生息しているのか、意外に地球外生物なんてのはゴロゴロいるのかも知れません。
最後に宇宙の果てへどうぞ。
最後まで読んでくれたあなたは、相当な宇宙好きですね。
では、宇宙の果てまで行ってらしゃい!
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