インターネットと言えばアナタは『パソコン』『スマートフォン』のどちらを真っ先に思い浮かべますか?
総務省の調査によってインターネット接続の接続に使っているパソコンとスマホの割合に逆転現象が起こった事が確認されました。
近年ではインターネットの接続に多く使われているのはパソコンではなくスマホになっているようです。
ネット接続はスマホが急速に普及している

スマホの急速な発展が著しい。
総務省が2017年に行った調査の結果が2018年5月25日に発表され内容が明らかになりました。
行われた調査は『通信利用動向調査』という調査で普段インターネットの接続に使っている物は何か?という調査なのですが
その結果は『スマホ54.2%』『パソコン48.7%』という結果になりスマホがパソコンの使用率を始めて逆転しました。
この調査結果から導き出される事というのは、現在のインターネット接続に用いられるのはスマホが主流になっているという事です。
詳しい年代別の使用率は以下の表にまとめました。
インターネットの使用端末 | ||||
年代 | 使用端末 | |||
スマホ | パソコン | タブレット | 携帯電話・PHS | |
6~12歳 | 31.7% | 31.3% | 33.3% | 5.1% |
13歳~19歳 | 71.5% | 51.1% | 24.0% | 5.5% |
20歳~29歳 | 87.8% | 63.8% | 19.4% | 5.0% |
30歳~39歳 | 86.7% | 60.8% | 27.4% | 6.7% |
40歳~49歳 | 80.9% | 65.1% | 26.7% | 10.3% |
50歳~59歳 | 64.7% | 63.0% | 20.0% | 13.9% |
60歳~69歳 | 37.2% | 45.2% | 14.4% | 15.4% |
70歳~79歳 | 14.6% | 26.9% | 7.1% | 14.0% |
80歳以上 | 3.7% | 7.5% | 2.9% | 7.0% |
年代的には13歳から59歳まではスマホの使用率が非常に高くなっている傾向があります。
スマホの使用率がPCを逆転した理由は?

とにかく『手軽』なスマホ。
スマホがパソコンの使用率を超えた理由は『手軽だから』という一言で事足りるのではないでしょうか?
小さな本体にパソコン顔負けの機能にスペックが詰め込まれているスマホは、もはやパソコンと比べて遜色ない性能です。
その高性能で快適な物が片手サイズなものですから、手軽さが尋常ではないですよね。
場所を選ばずに気軽にインターネットに接続する事が出来るので特に若い世代ではパソコンを持たない人も増えているようです。
場所を選ばない手軽さ
スマホとパソコンの大きな違いは、その携帯性が決定的に違います。
スマホは軽くて小さいのでポケットに入れて持ち歩けるものですし、思い立った時にすぐインターネットに接続する事が出来ます。
外にいても、電車の中でも、運転の少しの休憩の時にもサッとネットに接続する事が出来る便利性はパソコンにはないものです。
ノートパソコンが持ち運び出来るとはいっても、とてもポケットに入れて持ち歩けるサイズではないですし
外出中や電車の中でサッと使えるとも思えません。
タブレット端末にしても7インチ程度のタブレットであれば携帯性はスマホと比べて遜色ないとは思いますが
10インチを超えてくると携帯性はスマホには到底かなわないでしょう。
アプリが便利
スマホは様々なアプリが充実していて非常に便利です。
これは結局携帯性の利便性と同じことになるのですが
例えばAmazonや楽天などを開く時にもアプリをインストールしておけば
目当てのサイトにすぐにアクセス出来ますしブラウザでアクセスするよりも高速で表示できるので便利です。
すぐに写真も撮れる
スマホのは当たり前のようにカメラが搭載されているのですが、これって実は物凄く便利でありがたい事なんですよね。
『写真撮りたい!』と思った時にすぐに撮影する事が出来るスマホは恐ろしい程に便利の塊です。

スマホは楽々写真撮影が可能。

パソコンでは気軽に写真撮影が出来ない。
この、イザという時の快適さはスマホならではの特徴ですし大きなアドバンテージですよね。
スマホに最適化されたサイトが増えた
スマホ市場の急成長に対してGoogleはスマホに対応したサイトを検索結果で優遇すると名言しました。
いわゆる『モバイルフレンドリー』という物なのですが、これによって各サイトはスマホに最適化して行きましたので
ひと昔前と比べてスマホでインターネットを閲覧する時に『見ずらい・・』といちいち拡大する事もほとんどなくなりました。
このようにスマホでインターネットを閲覧する環境が整って来た事でワザワザ手間のかかるパソコンでインターネットを閲覧しなくても
スマホで十分足りていますという人が増えた事は間違いないです。
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年代別の保有率もスマホが上回る

スマホの保有率が上昇。
スマホの所有率とパソコンの所有率は僅か8年前では非常に大きな差があったのですが
急速なスマホの普及でついに逆転現象が起こっています。
とは言っても、上記のグラフを見てもらえるとわかるように決してパソコンの所有率が大きく下がっているワケではないです。
若干の低下の傾向ではありますが、極端に低下しているのではなくスマホの所有率が急速に上昇している事が確認できます。
パソコンはオワコンなのか?
ここまで書いてきて『パソコンはオワコンなの?』という疑問がわいてきます。
私は自宅にいる時は基本的にパソコンを使っていますし、ブログを書くのもパソコンです。
2年程前にはスマホでブログを書いていた時期もあったのですが、やはりパソコンで書いた方が早くで作業もやりやすいんです(個人的にですが)
しかし冷静に考えてみると、パソコンで出来る事は大抵スマホでも出来る時代なのでスマホだけあれば困らないというのも事実だと思います。
何かをPDFにして保存したいと考えてもスマホのアプリで実現可能ですし、そのPDFをプリントアウトしたいと考えた時も
スマホとプリンターを連携させて印刷する事もすでに可能です。
ただ、現在のスマホのマイナス要素を考えた時に思い浮かぶ事といえばデータ通信の制限でしょうか。
動画をガッツリと見たい人にとってスマホは通信量の制限があるので思う存分見る事が出来ていないと感じている人もいます。
また、携帯性が良いという事は画面サイズもコンパクトなので大画面で思う存分動画を見たいという人にはスマホでは物足りないのではないでしょうか?
自宅にネット環境を持ちWi-Fi接続する事で通信制限がなくなるのですが、キャリアのスマホを使っている人の場合は
月々の高いスマホ料金にプラスして光回線の料金も支払う事になります。
格安スマホで月々の支払を抑えて光回線を使うという方法であれば毎月の負担は大幅に下げる事は可能ですが。
パソコンでなければならない絶対的な理由というのは、どんどんと無くなってきていますし
スマホとパソコンの差は開く一方だと思います。
ただ、それがパソコンはオワコンになるかと言えば、それはないと思います。
パソコンの需要は鈍化しているのは確かですが、まだまだ根強いパソコン使いはいますしね。
将来的に考えても一番最初に書いている表を見てほしいのですが、全年齢の使用端末のパーセンテージはパソコンのパーセンテージも十分高いです。
また、6歳~12歳、13歳~19歳の年代でもパソコンを使っている人が大きく減少しているというワケでもないですし。
さいごに
インターネット接続に使う機器はスマホとパソコンの逆転現象が起こりました。
その理由はパソコンの衰退ではなくスマホの普及です。
決してパソコンが急速に低下しているという内容ではないです。
スマホとパソコンを両方持っていて外ではスマホ、家ではパソコンという二刀流に落ち着くのではないでしょうか?
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