速度超過(スピード違反)で検挙されてしまったら?
車で道路を走行中、ふと気が付いたら速度が出過ぎていた経験って誰にでもあると思います。
自分で速度超過に気付き減速をすれば何の問題もないものですが、時に速度超過に気付かず検挙されてしまう事もあります。
スピード違反で検挙された場合、以下の道を辿る事になります。
①反則金の納付
②罰金刑
③懲役刑
日頃、安全運転を心掛けている人でも100%法定速度で走行する事は至難の業ですよね。
ふとした瞬間にスピード違反で検挙されてしまう事は誰の身にも降りかかる事です。
この速度超過による罰金と否認には意外な関係性があると言う事をご存知でしたか?
速度取り締まりの種類を知る
一言に速度取り締まりと言っても、その取り締まり方法にはいくつかの種類があります。
ネズミ捕り(有人式一般速度取り締まり)
路上に速度測定機を設置して速度違反があると現行犯で取り締まる方法。
速度が出やすい道路を狙い撃ちする傾向があり軽微な超過でも検挙するので要注意。
オービス(無人式一般速度取り締まり)
道路に速度測定機を設置し無人で取り締まる方法。
違反車両を写真で撮影し後日出頭を要請する。
有人式とは違い罰金刑確定の違反のみを取り締まる為、撮影されると罰金刑確定。
追尾測定(機動隊取り締まり)
パトカーや白バイ、覆面パトカーなどで違反車両の後方を追尾し違反を確認したら取り締まる。
軽微な超過でも検挙されてしまいます。
よほど悪質な速度違反は問答無用で取り締まられるべきだと思いますし、罰金刑もキッチリ払うべきだと思います。
けれど、速度違反取り締まりの中には理不尽な取り締まりも存在する事は事実でもあります。
理不尽な取り締まりで反則金や罰金を要求され免許に傷が付くなんて事は我慢ならないとおもいます。
1キロでの運命の分かれ目
速度違反には通称赤切符と青切符があります。
赤切符とは罰金刑でそれ自体が刑罰です。
青切符は『比較的軽微な違反の場合は反則金を支払えば罰金刑などの刑罰を科さない』と言うものです。
超過速度一覧
超過速度 | 免許点数 | 反則金額 | |
14キロ以下 | 一般道1点 高速1点 |
9000円 | |
15~19 | 一般道1点 高速1点 |
12000円 | |
20~24 | 一般道2点 高速2点 |
15000円 | |
25~29 | 一般道3点 高速3点 |
18000円 | |
30~34 | 一般道6点 高速3点 |
一般道罰金 高速25000円 |
6ヶ月以下 の懲役 叉は 10万円 以下の 罰金 |
35~39 | 一般道6点 高速3点 |
一般道罰金 高速35000円 |
|
40~50 | 一般道6点 高速6点 |
罰金 | |
51以上 | 一般道12点 高速12点 |
罰金 |
一般道での29キロと30キロ。この1キロは大きいですよね。
理不尽だと思ったら迷わず否認する
速度取り締まりとは必ずしも警察側が100%正しい正義ではありません。
取り締まりが理不尽で納得が出来ない場合には否認する事も有効な手段です。
否認を主張すると『裁判になる』とか『逮捕する』とか言う悪徳警官も中には居ますが
そんな事はありません。
悪い警官もたくさん居ますし、不可解な取り締まりも横行しています。
切符にサインさせる為に嘘をつく警官だっているんです。
そんな脅しに屈しないように正しい知識を持って理論武装する事は自己防衛の為にも大切です。
納得の出来ない取り締まりに対しては例え切符にサインをしたとしても早い段階で否認の意志を伝えても大丈夫です。
一度切符にサインをして帰宅してから理論武装して否認する事も一つの手段ですよね。
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管理人の理不尽な検挙に対する否認実体験
2012年10月のある日、車で走行中にたまたまバックミラーを見ると後方から、やたら速い車が近付いて来ました。
異常に速い車両だったので『煽られたら面倒だなぁ』と思いバックミラーを気にして見ていたんですね。
僕の車に追い付いた不気味な車両が嫌だったので、追い越してもらいたいと思い、左に車を寄せようと思った瞬間、後方車両のグリル部分が赤く光ったんです。
『うぉ!』
と思いブレーキを踏みながらもバックミラーを見ているとパッシングされたので、自ら停車したんですね。
後方から異常な速度で追い上げて来たのは覆面パトカーだったんですね。
僕『なんですか?』
警『スピード。ここ何キロか知ってる?』
僕『はぁ?スピード?』
警『とりあえず、パトカー乗って』
ーパトカーに乗車ー
警『急いでたの?』
僕『いえ。急いでません。』
警『80キロ。ここ50キロだからね』
僕『はぁ?そんなに出てないし、僕はバックミラー見てたんで赤色灯が付いた瞬間ブレーキ踏んで停車しましたよ?』
警『うん、運転手さん確かに他の運転手さんと比べてブレーキは早かったよ』
僕『ですよね?光った瞬間ブレーキ踏んでますから』
警『でも運転手さんね、赤色灯光ってからブレーキまで2秒はかかってたから、瞬間ではないよ、とりあえずサインしてくれる?』
とりあえず切符にサインして帰宅。
仕切り直して否認の意志を警察に伝える為に録音機能を使いその日の内に電話します。
僕『あの~否認したいんですけど』
警『なんで?理由は?』
僕『取り締まりに問題があり追尾は成立していません、それが理由です』
警『取り締まりに問題はないから。速度見たでしょ?80キロ』
僕『それは、アナタが出した速度であって僕が出した速度ではありません』
警『ダメだよそんなの。』
僕『いえ、あの取り締まりは無理なんです。不可能なんです。』
警『何が不可能なの?』
僕『僕は赤色灯がついて2秒でブレーキを踏んだと言ってましたよね?』
警『言ったよ。確かに早かったよ』
僕『追尾に必要な要件は赤色灯をつけながら同じ速度で等間隔で200メートル追尾しなければいけないはずです』
警『150メートルね』
僕『それが絶対に不可能なんです』
警『不可能じゃないよ。ちゃんと5秒以上追尾してるから』
僕『赤色灯をつけながらですか?』
警『そうだよ。ちゃんと追尾出来てるからね』
僕『いや、それは無理です。僕は赤色灯が付いて2秒でブレーキを踏んで停車したって言ってたじゃないですか?赤色灯が付いて2秒でブレーキ踏んだ車をどうやって赤色灯つけながら5秒以上等間隔で追尾出来るんですか?』
警『・・・赤色灯付けた時には速度は測定終わってるから。』
僕『??いや、赤色灯つけながら等間隔で5秒以上追尾したんですよね?』
警『そうだよ』
僕『赤色灯をつけて2秒でブレーキを踏んだ車を赤色灯をつけながら等間隔で5秒以上追尾して赤色灯つけた時には既に測定が終わってた。話し滅茶苦茶じゃないですか?』
警『・・・』
僕『この会話は一応録音してますので』
警『・・・』
このやり取りの後僕の速度違反は無かった事になりました。
これ、実話です
このような理不尽な取り締まりは確かに存在するんですよね。
確実に理不尽な取り締まりなら罰金でも取り消せる
よほどの悪質な取り締まりの場合には罰金でも否認は有効です。
青切符の場合には否認すれば99%不起訴です。
オービスによる取り締まりでもオービスの誤作動の可能性を否定出来ず、違反者が逆転無罪となった例もあります。
罰金と言えども、おかしいと感じた場合にはしっかりと主張をする事が大事だと思います。
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否認はどんな状態でも出来る
赤切符、青切符に限らずサインをしてしまっていても否認は出来ます。
否認をする事によって逮捕される事はありません。
逮捕に必要な要件は
①住所氏名などが不明な場合
②逃走や証拠隠滅の恐れがある時
逮捕を避けるには免許証はしっかり提示して身分を明かします。
免許証は飽くまでも提示すれば良いので、警官に提出する必要はありません。
よく警官は免許証を取り上げようとしますが、渡す義務はないんです。
しっかりと警官に見えるように提示して氏名、住所を明らかにするだけで大丈夫です。
その場で否認する場合はしっかりと否認理由を説明し警官にハッキリと断ってから退去する事。
勢いで強引に退去すると逃走の恐れ有りと難癖を付けられ逮捕する口実を与えてしまう可能性があります。
叉、パトカーへの乗車を拒否する場合には、自分の車のエンジンを切り、キーも抜いて警官の見える位置にキーを置いてしまいます。
これで逃走の恐れはなくなり逮捕要件を満たさなくなります。
切符は赤青関係なくサインは任意です。
サイン拒否だけを理由に逮捕は出来ません。
【統括】罰金と否認の関係性とは
罰金と否認の関係性。それは理不尽な取り締まりの場合には早い段階で合理的な否認をする事で違反自体を取り消せる可能性があるという事です。
理不尽な取り締まりを主張するには証拠が強いので
【ドライブレコーダー】は必須です。
明らかな違反なのにゴネるだけの否認は通用しないと思いますが、こちらの言い分が合理的なら
十分違反を取り消せる可能性はあります。
赤切符を切られたと諦める前に、冷静に取り締まりの不備を見つけ追及出来れば大丈夫な場合も多々あります。
頭が切れて、口が達者な人なら明らかな違反でも取り消せるかもしれません。
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