スマホやタブレットにはj『SIMカード』が挿入されている事は周知の事実だと思います。
ところが、実際にSIMカードのロックの解除方法を知っている?と聞かれた時に自信を持って『知っている』と答えられる人ってどれくらい居るのでしょうか?
『なんとなく知ってる』という人が多いのではないでしょうか?
今、存在感を示している格安SIMを使う人や、これから格安SIMを使おうかなと考えている人の中にも
どんな状況の時にSIMのロックの解除が必要なのかを具体的に理解している人は少数派だと思います。
格安SIMを使う=SIMロックの解除が必要というワケではないからです。
ここでは、SIMロックの解除方法や、SIMロックの解除が必要なケースというのを、おさらいの意味も込めてまとめて行きたいと思います。
SIMロックの解除って何?
SIMロックというのは、例えばdocomoのスマホを契約して使っている時は、そのスマホはdocomoが発行したSIMカードしか使えないようにロックされています。
なので、そのスマホにAUの発行しているSIMカードを差し込んでも通信は出来ないようになっているんです。
SIMロックの解除というのは、そのロックの設定をオフにするという手続きです。
このロック解除をすることによって、そのスマホはどのSIMカードを差し込んでも通信をすることが可能になります。
この状態のスマホの事を『SIMフリースマホ』と呼びます。
このSIMロックに関しては総務省が『SIMロックの解除を義務化しなさい』という通達を各キャリアに出しているので
大手キャリアのスマホでも他社のスマホを利用することが出来るようになりました。
ただ、今でも標準状態ではSIMロックはかけられたままになっているので、その解除はユーザー自身が行う必要がある状態です。
SIMロックの解除条件は?
SIMロックの解除と聞くと何だか難しいと考えてしまうかもしれませんが、実はSIMロックの解除は誰でも解除する事が出来るんです。
SIMロックの解除といってもアナタが契約しているキャリアによって条件が異なるので以下にまとめておきます。
【docomoの場合】
docomoは端末の購入代金を支払い終わってしまえば無条件で即日ロックの解除が可能です。
という事は端末を1括で購入した場合は当然の事、即日ロック解除が可能という事になりますし分割で購入した端末も途中で一括清算すれば即日ロック解除が可能という事になります。
端末代金の支払いが終わっていない場合は端末の購入から100日経過しているスマホならロック解除が可能になります。
docomoはSIMロックの解除は端末の購入者本人に限り解除可能となっています。
【AUの場合】
AUの場合は端末の支払いが終わっていないスマホに関しては購入後100日経過する事で解除可能です。
仮に1括で端末を購入した場合は支払いの確認が取れた後から解除が可能になります。
分割で端末を購入して機種代の生産が終わった場合は購入から100日経過するとロック解除が可能になります。
AUがdocomoと違う点は『分割払いが終わっていても100日経過しないとロックの解除は出来ない』という事と『購入者本人でなくてもロック解除の手続きが出来る』という事です。
【Softbankの場合】
Softbankの場合は一括購入している端末は支払い確認後からロック解除が可能です。
分割購入の場合は分割の支払いが終わっていれば購入101日経過後、支払いが終わっていない場合は購入後100日経過する事でロック解除が可能になります。
SIMロックの解除方法は?
さて、それでは実際にSIMロックの解除をするにはどうすれば良いのでしょうか?
手続きの方法には3つの種類があって『ネットで解除』『持ち込みで解除』『電話で解除』です。
それぞれのキャリアの受付の形態は以下の通りです。
ネット | 電話 | 持ち込み | |
docomo | Mydocomoから無料で 手続き可能 |
docomoスマホから『151』 一般電話『0120-800-000』 で手続き可能。 事務手数料3000円。 |
docomoショップで解除可能 事務手数料3000円。 |
AU | AUお客様サポート 無料で手続き可能 |
受付不可 | AUショップで解除可能 事務手数料3000円 |
Softbank | MySoftbank 無料で手続き可能 |
受付不可 | Softbankショップで解除可能 事務手数料3000円 |
電話での受付はdocomoのみで、3社ともインターネットでの解除は無料になっています。
ショップに持ち込んで手続きをすると事務手数料が必要になるので、費用をかけたくない場合はインターネットで解除手続きをすることをお勧めします。
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SIM解除はインターネットがおすすめ!
SIMロックの解除はインターネットで行うのが一番良いと思います。
理由は簡単で『余計なお金がかからないから』です。
電話や持ち込みだと事務手数料が3000円ほど取られるのですが、インターネットだと無料です。
各キャリアとも手続きは簡単で5分あれば完了すると思います。
docomoユーザーなら『Mydocomo』の『docomoオンライン手続き』からSIMロックの解除が可能です。
AUユーザーは『お客様さsポート』の『操作・設定・トラブル』から可能。
Softbankユーザーは『MySoftbank』の『料金プラン・オプションの確認変更』から可能になっています。
SIMロックの解除に手数料を払うくらいなら断然ネット経由で無料で解除する方が良いです。
そのiPhoneの製造番号を入力する必要があります。
『設定』→『一般』→『情報』→『IMEI』
で確認することが出来ます。
SIMロック解除って絶対必要?
SIMロックの解除ってどんな時に必要なのでしょうか?
正直な所、私はSIMロックの解除の必要性を感じたことがないです。
というのも、元々docomoユーザーだった私は格安SIMに乗り換えた際にdocomo系の格安SIMに乗り換えたので、そもそもロック解除をする必要が無かったからです。
そう考えると、格安SIMに乗り換えるdocomoユーザーというのはロック解除の必要性はあまり感じない人が多いかもしれません。
現在の格安SIM会社は殆どがdocomo系なのでSIMロックの解除をしなくても、そのまま格安SIMに移行できるからです。
【docomo系の格安SIM】
楽天モバイル
nuromobile(nuroモバイル)
NifMo(ニフモ)
DTI SIM
b-mobile(ビーモバイル)
FREETEL(フリーテル)
U-mobile(ユーモバイル)
IIJmio(みおふぉん)
BIGLOBE SIM(ビッグローブSIM)
OCN モバイル ONE(OCN SIM)
DMM mobile(DMMモバイル)
LINEモバイル(ラインモバイル)
mineo(マイネオ)
と多くの格安SIMがdocomo系なんです。
他には【AU系の格安SIM】
U-mobile(ユーモバイル)
mineo(マイネオ)
IIJmio(みおふぉん)
J:COM MOBILE(ジェイコムモバイル)
Fiimo(フィーモ)
【Softbank系】
b-mobile(ビーモバイル)
U-mobile(ユーモバイル)
となっています。
例えばdocomoのスマホを使っている人がAU系の回線を使いたいとか、Softbankの回線を使いたいという場合はロックの解除が必要になります。
AUのスマホをつかっているけれども楽天モバイルが使いたいという場合も同じ事ですね。
AUはAU系、SoftbankはSoftbank系の格安SIMを使う場合は
ロック解除は必要ない!
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さいごに
SIMロックの解除はいつ行っても良いのですが、格安SIMへの乗り換えは2年縛りが終わるタイミングがベストです。
SIMロックの解除をしておく最大のメリットを考えた時に唯一思い浮かぶのは海外旅行に行った時でしょうか。
これまではSIMロックされたスマホを海外で使うにはキャリアの国際ローミングサービスを利用する必要があり1日あたり2000円程度の通信費がかかりましたが
ロックの解除が出来る事で現地のプリペイドSIMを利用できるようになりますし
特にiPhoneは世界共通の仕様で製造されているので海外でも周波数を気にする事なく利用できるのでSIMロック解除の恩恵は大きいです。
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