Translate:多言語翻訳

法律関係

無期雇用転換と同一労働同一賃金!正社員化の罠に注意!

投稿日:

無期雇用転換と同一労働同一賃金!正社員化の罠に注意!有期雇用が5年を超えると労働者の申し入れによって企業は無期雇用へと転換しなければならないという状況が来年より適用されていきまます。

契約社員などの有期雇用は5年を超えると無期雇用になれる?労働の意外と知らない事!で詳しく解説しているのでここでは説明は省きますが

この無期雇用への転換には実は大きな問題点があると思うのでご説明していきたいと思います。

私の実体験を交えて解説するので無期雇用にあたって正社員化を提示された人は一度じっくり考えてみた方が良いかもしれません。

無期雇用化の問題点とは?


まず、私は今の会社に勤めて9年になります。

派遣から始まって丸1年経過したタイミングで契約社員として受け入れられました。

契約社員として8年勤務しているのですが、中には20年契約社員として働いている人もいます。

私が勤めている会社というのは20年以上正社員の雇用はしていない会社なのですが、これまでに何度か正社員にしてほしいという要望は出してみても

その要望はことごとく却下されてきた歴史があるようです。

私の勤める会社は正社員には年2回のボーナスに春には業績に応じた臨時賞与が支給され退職金も当然あるのですが

我々、契約社員はボーナスも臨時賞与も退職金もありません。完全な『0』なんです。

当然ながら基本給も正社員と比較すると半分以下なので年収にすると大きな格差が生じているのが現状です。

スポンサーリンク

無期転換を控えて交渉してみた

我々契約社員は常に生活の苦しさを感じていますし、中には結婚をして家庭を持った人もいるという事で現状の格差に不信感を抱いている契約社員は

来年に控えた無期化の前に正社員として雇ってもらえないのか交渉する事を計画。

正社員化の可能性が無いと言われた場合は転職も視野に入れての交渉となりました。

無期雇用と言っても現在の待遇のまま無期雇用になるのか、それとも格差を解消して正社員として受け入れてくれるのかを早めに知りたいという事です。

一部の契約社員が集まって上司に時間を作ってもらい交渉を始めました。

正社員と比べて契約社員は立場も責任も同じという考え方の会社なので、給与面の格差にもう辛抱出来ないという気持ちを伝えました。

3日後の会社側の返答は・・


私たちが会社側に交渉をした結果、以下の回答が来ました。

この会社側の回答に私は大きな疑念を抱くことになります。

会社の回答
無期雇用への転換が来年から開始される事を踏まえて現在の有期契約社員は
正社員として新たな契約をします。
年2回のボーナス、ミニボーナス、退職金も支給します。
給与の額は今と同じ額でボーナスの支給にあたり現在12か月で支給されている給与は
16か月に割られます。

これは、つまり基本的に正社員になっても今の年収に変化はありませんよ。

年2回のボーナスを支給するのだから年収の12分割だった毎月の基本給を16分割に下げてボーナスに当てますよ。

毎月の手取りはガクッと減るけれど年収で考えると今と同じですよ。という事です。

これって、ただ会社がケチなだけ?と思ったのですが、よく考えるととても深い目論みが隠されている事に気付きました。

会社としては、これまで頑なに正社員化を拒んできた歴史がありますし、今回の無期雇用への転換も別に『正社員にしなさい』という物ではありません。

今の待遇のままただ無期雇用にすれば良いだけなのに、どうしてあんなに重かった正社員への扉があっさりと開いたのか?

1年後に控えた同一労働同一賃金


この無期雇用への転換が開始された翌年には同一労働同一賃金が施行される可能性が高まっています。

この同一労働同一賃金というのは簡単に言えば正社員と非正規社員(有期やパートなど)が同じ責任を持って同じ仕事をしているなら給与に差を付けずに同一の賃金が支払われるべき。

またボーナスについても正社員に支給しているなら非正規社員にも支給されるべきというような内容です。

この同一労働同一賃金は2019年の運用開始を目指しているので順調にいけば無期転換の翌年に運用が開始されることになります。

スポンサーリンク

正社員化は同一労働同一賃金逃れ?

さて、ここで私の会社からの回答を振り返ってみると、これは同一労働同一賃金逃れの為の伏線のような気がします。

無期転換で済む話しなのにワザワザ正社員化を認めた事がそもそも不自然なのですが

今の年収のまま正社員化してしまって基本給を下げてボーナスに振り分ける。

これでも私たちの立場は立派な正社員です。

同一労働同一賃金は今の所正規と非正規の格差の解消に対する事で正社員と正社員の格差については踏み込んでいないのが実情です。

つまり、今と変わらない年収を与えておいて、その少ない基本給を更に下げてボーナスに振り分ける事で

ボーナスを支給されている正社員

を作り上げることになるので、翌年に同一労働同一賃金が運用されても会社側は何も対応しなくて済むという事になります。

私たちは基本給を削られたお金をボーナスとして支給され変わらない年収のまま名ばかりの正社員として買いたたかれて行くわけです。

正社員化を断ってみたとしたら?

ハッキリ言って変わらぬ年収と削られる基本給の事を考えると正社員になると生活が余計に苦しくなります。

なのでこの正社員化の話を断って無期転換にしてもらって同一労働同一賃金の実現を待つ方が得です。

非正規であれば同一労働同一賃金が運用された場合に救済の対象になって基本給のアップにボーナスも支給される可能性が極めて高いからです。

しかし例え私が正社員の話を断って同一労働同一賃金の運用に賭けてみたとしても

誰か一人でも正社員化の話を受け入れて正社員化されてしまえば

今の年収と変わらぬ正社員が誕生してしまうので、同一労働同一賃金が運用されても結局、その今の年収と変わらない正社員の給与をベースにして

無期雇用の私の給与も同一という事にされてしまうでしょう。

もしも正社員化を断るのなら現在の非正規雇用の人が全員足並みを揃えないといけないのですが、ここでの問題点が

同一労働同一賃金が運用される保証がないことです。

正社員化の話を蹴るにしても肝心の同一労働同一賃金が運用されなければ意味がないですし、一種のバクチになります。

そんな状態で他の非正規雇用の人たちに『同一労働同一賃金の運用を待ちましょう!』とは言えません。

正社員化の話を受け入れる人を責める事は出来ないんです。

同一労働同一賃金が先に来てからの無期転換なら良かったんですけどね。

さいごに

もしかしたらアナタも会社から今と変わらない待遇で正社員化の話が舞い込んでくるかもしれません。

ひょっとすると、その正社員化は同一労働同一賃金逃れの罠かもしれませんよ?

勿論、これは私の憶測でしかないのですが不自然な正社員化の話には慎重になった方が良いかもしれません。

正社員になったら最後、もしも同一労働同一賃金が運用されても適用外になってしまって後悔することになるかもしれません。

スポンサーリンク
  • この記事を書いた人
TAKA

TAKA

運営者:TAKA 年 齢:30代 出身地:北海道 ‐自己紹介‐ 私はパソコン、車、そして天体が好きな30代です。 ブログでは基本的に自分の好きな事を書いていくスタイルなので カテゴリーはゴチャゴチャしていて汚いと思います(笑) 不定期更新ですがマイペースで更新していきたいと思っています。

-法律関係

Copyright© 日常通信 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.