ロボット掃除機というと今でも絶対的なビッグネームなのが『ルンバ』です。
ロボット掃除機=ルンバという方程式はアイロボットがルンバの1世代を2002年に発表してからというも
長い間に渡って当然の状態でした。
とにかくルンバはロボット掃除機として他社を寄せ付けない完成度の高さでロボット掃除機の王様として君臨してきました。
しかし、今になってルンバの一強時代に大きな変化が訪れている事を知っていますか?
ルンバが依然として最高クラスの素晴らしいロボット掃除機である事に変わりはありません。
それは同時にルンバの高額な価格帯も変わっていないという事でもあります。
過去にもルンバより安く購入しやすいロボット掃除機はありましたが性能の面ではルンバに大きく劣っていましたが
これからルンバが欲しいけど高くてなかなか買えないという消費者にとって選択の幅が広がる時代に突入していく事は確実です。
ロボット掃除機の選択肢が広がるようにルンバ以外の機器をお勧め順にご紹介していきたいと思います。
ルンバ一強は終わり!格安でも良機種が増えている
2002年のルンバ発表から10年後の2012年に日本でもロボット掃除機のブームが到来しました。
この頃あたりから家電量販店の店頭にもロボット掃除機の取り扱いが急速に増えた事で身近でロボット掃除機を目にする機会が増えた時期でもあります。
そして国内メーカーではシャープなど数社が、またLGといった韓国のメーカーもロボット掃除機を開発し販売し始めます。
この事で2012年移行のロボット掃除機の市場は活性化していきます。
しかし実際の所というのは活性化した市場とは裏腹にルンバ以外の製品というのは実用的な使い勝手が圧倒的に悪く
ルンバのが情を崩すどころか全く歯が立たない惨敗が続き、いつしか
『ルンバ以外は買ってはいけない』と言われるようになってしまいます。
比較的高価なルンバに対して低価格で勝負を挑んだメーカーも見事に散るというまさにルンバ一強の時代でした。
当時の格安のロボット掃除機は極端に言えば進路に少しの障害があると停止してしますというような実用には向かない物ばかりだったんです。
2016年に障害物対応の状況が一変する!
2016年にアンカーというバッテリーメーカーがロボット掃除機の市場に参入しルンバの独走状態に風穴を開けます。
価格が5万円を切っているのに機能が高級機並みで課題だった障害物の回避能力も格段に向上させています。
障害物というのはロボット掃除機の大きな課題の一つで最も多い意外な障害物は電源コードです。
部屋の中に延長コードがあるというのは当たり前の光景なのですが、このコードは実はロボット掃除機にとっては
とても厄介な障害物になります。
過去の格安ロボット掃除機は電源コードを乗り越える事が出来ずに帰宅するとコードの所でバッテリー切れを起こしている光景が頻繁にありました。
最近のロボット掃除機の場合は電源コード程度は乗り越える事が出来ますし、特に心配はいらないでしょう。
ただ、タコ足配線のように複雑で入り組んだコードになると脱出する事が出来ない事が多いので
ロボット掃除機を快適に動かすには障害物の片付けは人間がやっておくのが望ましいです。
スポンサーリンク
お勧めのロボット掃除機は?
ロボット掃除機の必要な機能を『障害物の回避能力』『稼働時間』と定めてお勧めの機種をご紹介したいと思います。
格安のロボット掃除機でも十分なパフォーマンスが期待できる物が増えているので参考にしてみてください。
anker robovac 20
robovac 20 | |
価格 | 2万9800円 |
稼働時間 | 約200分 |
集塵容量 | 約0.4L |
充電時間 | 5時間 |
サイズ・重量 | 330×80×330/2.9kg |
機能 | リモコン操作・超音波センサー・フルダストセンサー 自動充電・スケジュールモード |
バッテリー | 6700mAhリチウムイオンバッテリー |
アンカーが発売しているrobovac 20はとにかく稼働時間が長い事が特徴の1つで多くのロボット掃除機が1時間強でバッテリーが切れるのに対して
robovac 20は驚異の連続4時間の運転が可能になっています。
それもそのはずで、アンカーは元々はバッテリーメーカーなので長時間稼働のバッテリーを搭載するのはお手の物です。
吸引力という面ではルンバやダイソンと比較すると劣るのですがタフな長時間稼働で根気強く掃除を続けるので問題はありません。
バッテリーが良くて稼働時間が長いので何度も念入りに掃除を実行するので部屋の隅々まで些細なゴミも取り残しなく綺麗にしてくれる優秀さがあります。
7つのモードの切り替えができるので自分の部屋の広さや形に合わせた設定をして効率的に掃除をする事が可能です。
■大満足しています^_^
■掃除は文句なしだがタッチパネルの誤爆に注意
■猫との生活には欠かせません。(^^)
■コストパフォーマンスが素晴らしい
■掃除力があります。放置しておくとよく働きます。
□正常に動くがなんせ止まる止まる止まる・・
□絨毯、カーペットに弱い
□ちょっとした段差ですぐ止まる
口コミを見ると価格が安くバッテリー持ちが良いという肯定的な意見が多く、反対に段差やカーペットでは思うような動きが得られなかったという声が多い印象です。
基本的に障害物は機敏に避けて通るのですがバスタオルやシャツなどの薄い物には上手く反応する事が出来ずに巻き込んでしまう傾向があります。
トルネオロボVC-RVS2
トルネオロボVC-RVS2 | |
価格 | 6万3000円 |
稼働時間 | 約60分 |
集塵容量 | 約0.2L |
充電時間 | 5時間 |
サイズ・重量 | 350×87×350/3.4kg |
機能 | ゴミ残しまセンサー・音声機能・Wサイドアームブラシ |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
VC-RVS2は上位のモデルには『ダストステーション』という便利な機能が搭載されていて、このダストステーションはロボットが掃除を終えて
ドックに戻ると自動でゴミを処理してくれるという機能です。
この機能があると毎回使う度にゴミを取り出し処理する手間が省けるのでダストステーションの機能有りと無しの価格差が2万円ということを考えると
上位モデルを購入する事をお勧めします。
東芝が自信をもって自社制作しているVC-RVS2はカテゴリーとしてはパワー系のロボット掃除機になります。
駆動時間は約60分となっていますが強い吸引力でガンガンゴミを吸い取っていきます。
部屋の角のゴミを取るのが苦手なロボットが多い中でVC-RVS2は念入りに角の掃除をするので死角はあまりない安定感があります。
『ゴミ残しまセンサー』はゴミの多い場所で作動して何度も繰り返し掃除するので取り残しが少ないです。
音声機能もあるのでゴミを発見すると音声で『ゴミを発見しました』と伝えてきます。
■初めのうち(1ヶ月弱)はステーションに戻れないことが多く、帰宅するとガッカリ…なんて日が2日に1回はありました
しかし、学習機能があるのか、8ヶ月経った今はほぼ毎日ステーションに戻れています
■吸引力が強く手入れがラク
■どれだけ汚れていたとしても、本体のゴミの溜める場所やサイクロンカップ(ダストステーションのゴミをまとめる部分)は水で丸洗いできるため、清潔に保てています。
■集塵タンクがとても便利です。
■段差もちゃんと乗り越えられるようになり、学習してる感があります。
□購入から3か月ほどでブラシ壊れた
□ダストステーションに戻りきらず途中で止まる
□ペットの毛が詰まり、ダストボックスにゴミがたまりません。
口コミを見るとづテーションへの帰還率が悪いという意見が結構多く見られます。
またパワフルなだけにロングカーテンを使用しているとカーテンを巻き込んで脱出不能になって電池切れになるという事もあるようです。
スポンサーリンク
さいごに
ここでご紹介したロボット掃除機は2016年に発売と少し時間が経過しているものなのですが
最新のルンバの購入に躊躇する人というのは少なくないと思います。
その中で、それでもロボット掃除機を試したいと考えている人もいるはずなので
ルンバ以外でお手頃な価格でパフォーマンスが高い機種を2つご紹介しました。
ルンバ以外のロボット掃除機でも安価で優秀なロボットはあります。
ただ、当然の事ながら粗悪で地雷のようなロボットがあるのも事実です。
ゴミを集める為のブラシでゴミを弾き飛ばしてしまったり、ゴミを壁際に押し込んで掃除終了というロボットもあります。
1万円以下という極端に安いロボット掃除機は今の所は避けた方が無難でしょう。
スポンサーリンク