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法律関係

契約社員などの有期雇用は5年を超えると無期雇用になれる?労働の意外と知らない事!

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契約社員などの有期雇用は5年を超えると無期雇用になれる?労働の意外と知らない事!仕事というのは私たちが社会に出て暮らしていく上で欠かせない事です。(今の所は)

ひと昔前は『就職=正社員』という方程式が常だった時代も今は昔で、現在の雇用形態は正社員ではない非正規雇用が増加していて

若い世代の2人に1人は派遣やパート、アルバイト、契約社員といった非正規雇用者です。

現在は非正規雇用者の待遇の面で様々な議論が巻き起こっていますが、非正規雇用と呼ばれる有期雇用は通算5年を超えて契約を更新されると無期雇用に転換できる事を知っていますか?

正規雇用ではない働き方とは?


正社員として働く人が減少している要因というのは、どのような理由があるのでしょうか?

真っ先に思い浮かぶ理由は人件費の削減ではないでしょうか?

正社員を多く抱えるよりも非正規社員を多く抱えた方が企業としては労働者に支払う賃金が少なくて済むというメリットがあります。

しかし企業側だけの都合で非正規社員が増えているというワケではなく労働者側の仕事に対する価値観の変化という要因もあります。

正社員として働く事で安定した収入を得るという事よりも自分の生活スタイルを優先させるという事に価値観を持ってアルバイトや派遣という働き方を選択する人もいます。

パート、アルバイト、契約社員など呼び方は様々ですが、どれも大きく分類すると非正規雇用です。

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契約社員、パート、アルバイトの違いって?

正社員というのは『雇用期間の定めがなく、直接雇用でフルタイムで働く人』を指します。

では、契約社員、パート、アルバイトの違いとは具体的に何なのでしょうか?

その考え方は企業によってとらえ方はまちまちなのですが一般的には以下のように考えられています。

[正社員の補助的な業務をする人]
アルバイト=一時的な労働力で常雇用ではない人。
パート =正社員より労働時間が短い人。
臨時労働=決められた短期間だけ働く人。

[正社員並みの業務をする人]
契約社員=正社員と同等の業務をするものの雇用期間は更新によって維持される有期雇用契約を結ぶ人。
派遣社員=外部の人材派遣会社から派遣される間接雇用の人。

今や働く人の3人に1人は非正規雇用といわれていて、有期雇用で働く人は増加しています。

自分の意志で有期雇用で働くと納得している人は良いのですが、やはりいずれは正社員になりたいと考えている人にとっては有期雇用で働き続ける事は次第に不満が募っていくと思います。

出口の見えないトンネルにいるような感覚を味わっている人もいると思います。

正社員になれる望みがないなら転職をしようかと考える人も少なくないと思います。

しかし実際に転職をするには勇気が必要で、なかなか行動に移れないというケースも多いのではないでしょうか?

有期雇用は5年を超える契約があれば無期雇用になれる


一定の期間ごとに契約の更新をする事で会社との契約を維持する『有期雇用』は短い期間で契約の更改をするケースが多く

労働者は次の契約が更新されるか不安な状態で働いているという状況があります。

そんな契約更新の不安の解消のために、改正労働契約法(有期労働契約に関する労働契約法)が2012年8月に成立しました。

この法改正は主に3つの柱で支えられていて、有期労働者の不安を解消する目的で施工されました。

①有期契約として通算5年経過すると有期契約から無期契約への転換の申し込み権を取得できる。
②雇止め法理の正式な法律化。
③不合理な労働条件の禁止。

それぞれを詳しくご説明していきます。

①有期から無期雇用へ転換

同じ使用者との間で5年以上契約を更新しながら労働すると無期雇用への転換が出来る。

簡単に言うと、同じ会社で5年以上契約を更新して働いた場合は無期雇用への転換を申し込むことが出来るという事です。

契約の更新頻度も様々で毎月更新という会社もあれば、3か月、半年、1年と期間はバラバラです。

そんな場合でも5年を超えて契約が更新された時に労働者は無期への転換を申し出る事が出来ます。

上の図のように、毎年契約を更新している場合は『6度目の契約が始まった1年間』の間に無期転換を申し出る事が出来ます。

3年ごとの契約更新の場合は1回目の更新後の3年間の間に無期転換の申し込み権が発生します。

3年契約で2度目の契約をするという事は6年間働くという事が前提になっているので当然申し込み権は発生しますよね。

ただ、この権利については注意しておきたいポイントが1つあります。

5年を超えたら自動的に無期契約に転換されるのではなく、労働者が自ら無期転換を申し出なければならないという事です。

『5年経ったから自動的に無期契約になる』と考えているとしてら、それは間違いです。

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②雇止め法理の正式な法律化

不合理な雇止めという言葉があるのですが、実は無期転換の成立のためには連続して5年間の契約更新が必要です。

その5年の間に会社と契約が無い状態が6か月間あった場合は、それ以前の契約はリセットされてしまいます。

無期転換をしたくない会社が業績の悪化などを理由に一時的に契約をしないという事が起きた場合、労働者の無期転換権はリセットされてしまう事になるので

そういった無期雇用を免れる為の雇止めは労働契約法19条違反になるので認められません。

今までも形式的に不合理な雇止めは禁止されているという流れではあったのですが、2012年8月からは正式に法律の条文として記載されることになったんです。

労働契約法19条有期労働契約であって次の各号のいずれかに該当するものの契約期間が満了する日までの間に労働者が当該有期労働契約の更新の申込みをした場合又は当該契約期間の満了後遅滞なく有期労働契約の締結の申込みをした場合であって、使用者が当該申込みを拒絶することが、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められないときは、使用者は、従前の有期労働契約の内容である労働条件と同一の労働条件で当該申込みを承諾したものとみなす。

一  当該有期労働契約が過去に反復して更新されたことがあるものであって、その契約期間の満了時に当該有期労働契約を更新しないことにより当該有期労働契約を終了させることが、期間の定めのない労働契約を締結している労働者に解雇の意思表示をすることにより当該期間の定めのない労働契約を終了させることと社会通念上同視できると認められること。

二  当該労働者において当該有期労働契約の契約期間の満了時に当該有期労働契約が更新されるものと期待することについて合理的な理由があるものであると認められること。

③不合理な労働条件の禁止

この問題は有期社員の人には重大な問題ではないでしょうか?

最も代表的な不合理な労働条件と言えば『賃金格差』でしょう。

正社員と同じ仕事をしているの賃金は正社員と比べてあまりにも低すぎると感じる人は多いと思います。

毎月の給与は勿論、ボーナスが無い、退職金も無い、景気が良かった時のミニボーナスも無いという現実にいら立つ有期社員も多いはず。

2012年に成立した改正労働契約法第20条は有期雇用である事を理由に正社員との間に不合理な労働条件の差別をする事を禁止しています。

正社員にだけボーナスを支給したり退職金が支給され、有期社員には一切支給されないことも一定の条件の元では禁止です。

■『一定の条件って?』
賃金やボーナス、退職金という金銭的な問題は『正社員と同様の仕事をしているか』『その業務に伴う責任は正社員と同じ程度か』『職務の内容、配置の変更の範囲その他の事情』といった状況で判断されます。

堅苦しい説明ではわかりづらいと思いますので、簡単に説明するとこうなります。

『忙しい時でも残業は正社員にさせて有期社員は早く帰れるようにする、重要な会議は正社員だけ出席して有期社員は出席せずにあくまでも正社員の指示によって働く』

このように明確に正社員と有期社員の立場が区別されている場合というのは正社員と同等の責任や仕事をしているという事にはならないでしょう。

逆に残業も会議も正社員と同じ状態で働いている場合というのは正社員と同等の仕事をしているという事になるので働契約法第20条による不合理な労働条件に該当する可能性が高いです。

労働契約法20条有期労働契約を締結している労働者の労働契約の内容である労働条件が、期間の定めがあることにより同一の使用者と期間の定めのない労働契約を締結している労働者の労働契約の内容である労働条件と相違する場合においては、当該労働条件の相違は、労働者の業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度(以下この条において「職務の内容」という。)、当該職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して、不合理と認められるものであってはならない。

さいごに

契約社員やパートなどの非正規雇用で働く人に対してボーナスを払っているかというのは、その企業がどれくらい非正規社員を大切に考えているのかがわかります。

退職金も同じで非正規社員のことを考えている企業は退職金制度も設けていることがほとんどです。

毎月の賃金は正社員の半分以下、ボーナスはなし、退職金もないという労働環境は珍しくないです。

同一労働同一賃金法案が話題になり2019年からの施行を政府は目指していますが、現段階では同一労働同一賃金は法的な拘束力も強制力もないため

結局は会社側の裁量にゆだねられる事になると思います。

同一労働同一賃金が施行されても私たち非正規社員が自ら手をあげ声を出さないと何も変わらないという状況は変わり様がないのかもしれません。

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TAKA

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運営者:TAKA 年 齢:30代 出身地:北海道 ‐自己紹介‐ 私はパソコン、車、そして天体が好きな30代です。 ブログでは基本的に自分の好きな事を書いていくスタイルなので カテゴリーはゴチャゴチャしていて汚いと思います(笑) 不定期更新ですがマイペースで更新していきたいと思っています。

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