さぁ、印刷を・・インクが出ない!
年賀状や写真など、プリントしようとした時インクが出ない!という症状が起きる事ってありますよね?
これは久しぶりに印刷しようとした時に起こる場合が多い症状で、何度試してもインクが出ない・・・
インク残量が残っているのにインクが出ないとかインクが欠けるとか言う症状は目詰まりです。
故障したから修理を・・の前に自分で出来るインクの目詰まり解消方法をピックアップしていきたいと思います。
“これで目詰まりは直るよ!”と言われている方法はいくつかありますが、まず確実に試すべきである方法をご紹介します。
これはCanonだけでなく、ブラザーやEPSONなどのプリンターでも共通の対応になります。
ヘッドクリーニングで目詰まり解消!
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プリンターのインクを取り外すと見えるプリンターヘッドにはインクを出す為のノズルがあります。
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プリンターによって多少違いはありますが、大抵は同じような感じでノズルが見えるはずです。
インクの目詰まりとは、このノズル部分が何らかの原因によって詰まってしまっている状態になります。
しかし、プリンターはこの目詰まりが起きる事を想定していますので、目詰まりを解消する為の機能が備わっています。
それがヘッドクリーニングなんですね。
ヘッドクリーニングは難しい事ではありませんので、アナタがお使いのプリンターの説明書やメーカーHPでヘッドクリーニングの手順が確認できます。
ただ、このヘッドクリーニングの欠点を2つあげるとしたら、①インクをやたら大量に使ってしまうという点です。
本当にインクをたくさん使ってしまうので、ヘッドクリーニングのやり過ぎは注意したい所です。
そして②インク残量が少ないと十分なクリーニングが行えないという事。
インク残量が十分残っていないとヘッドクリーニングをしっかり行えないので注意が必要です。
2回ヘッドクリーニングをしても目詰まりが解消しない場合はそれ以上ヘッドクリーニングを行う事はやめた方が良いでしょう。
ヘッドクリーニングしても目詰まりが解消しない・・
手順通りヘッドクリーニングをしたのに詰まりが解消しないというケースは多いです。
ヘッドクリーニングをしたのに詰まりが解消しない場合、メーカーは故障であると判断します。
故障扱いですので当然修理代がかかるんですが、メーカーは意外にも修理より買い替えを推奨しています。
というのも家庭用のプリンターは基本『定額修理』になっていて故障時の修理金額が決まっています。
定額修理と言っても、機種本体のグレードによって金額は多少の差が出てきます。
工賃、部品代を含んで7000円~15000円の金額が一般的です。
定額修理なので、他に修理個所が重なっても修理費は変わりません。
目詰まりの修理金額では10000円から12000円程度の場合が多いので修理よりも買い替えをすすめてくる事が多いんです。
買い替えというのも一つの選択肢ですが、インクが詰まっている事以外は正常なプリンターを買い替えてしまうという事に抵抗がある場合もありますよね?
となると、目詰まりが解消するなら、その方が良いのではないでしょうか。
まずは目詰まりの原因を見ていきたいと思います。
インクの目詰まりの原因って何?
インクが目詰まりを起こすという事は単純に考えてインクが固まって詰まったと真っ先に思いますよね?
ところが、実は目詰まりというのは必ずしもインクが固まって詰まっている事では無い場合があります。
というのも、インクの乾燥というのは殆ど起こらないからです。
最近のプリンターでは特に数ヶ月使わない程度でインクが乾燥する事がないように考えられて作られています。
インクジェットのインクには簡単に乾燥しないように保湿剤が混ぜられているんです。
目詰まりの原因はインクの乾燥による詰まりではなくノズル部分にホコリなどの不純物が詰まっていたり、空気なんかが詰まっている事が原因である事がほとんどなんです。
空気というのは、いわゆる“泡”なんですが、インクの吐出を繰り返すと、プリンターのノズル内に気泡が発生します。
その気泡はインクの中に溶け込んでいる空気が出てくる場合もありますし、カートリッジから直接流れてくる場合もあります。
とは言っても、その気泡は微小なものなので、たいていの場合はインクと一緒に吐出口から排出されます。
しかし、極まれに排出されずにノズル内に引っかかってしまうことがあります。
そうすると、インクを押し出すための圧力を泡が吸収してしまのでインクが飛ばなくなり目詰まりの症状が起きてしまいます。
目詰まりの正体が泡(空気)という事はわかりました。
けれど、目詰まりの原因が全て泡というわけではないんです。
プリンター本体の電源をオフにする前に電源プラグを抜くと目詰まりが起こる可能性が高くなります。
正しい手順で電源を切らないとヘッドが定位置に戻っていない場合があります。
ヘッドが定位置に戻るという事は、とても重要な事で定位置に戻ったヘッドはキャップがかぶさるようになっているので、そのキャップによって乾燥を防いでいます。
という事はヘッドが定位置に戻っていないとヘッドは剥き出しのまま空気にさらされたままになりますよね。
目詰まりを解消するオススメの方法とは?
これはズバリ目詰まり洗浄カートリッジを使う事です。
当たり前すぎる答えですが、やはりそれが一番の方法です。
裏技的な対処方法を公開している人もいますが、やはりリスクがありますしオススメはできません。
目詰まり洗浄カートリッジは、インクのかわりにセットしてヘッドクリーニングを行うだけです。
これで大抵の目詰まりは解消しますし、もちろん一番安全な方法なんです。
目詰まり洗浄カートリッジは1000円程度で購入出来ますので、目詰まりがおきたら真っ先に試してみましょう。
この目詰まり洗浄カートリッジは詰まりの程度によりますが、一度ヘッドクリーニングをしただけでは目詰まりが解消しない場合があります。
そんな時は数回ヘッドクリーニングをする事で解消していく場合がほとんどになります。
私は数回ヘッドクリーニングをしても解消しない事があり、問い合わせた事があるんですが
ヘッドクリーニングをした後そのまま1日放置する事で解消する事がある
という回答をもらい、試してみた結果見事に詰まりが解消した事があります。
奥の手として最後に試してみていただきたい方法ですね。
目詰まりを起こしづらいプリンターの保管方法は?
日常的にプリンターを使う人もいれば、年賀状など行事の時位しかプリンターを使わない人もいます。
めったにプリンターを使わない場合、平らな場所で室温保管がベストです。
意外とプリンターを立てて保管していたり室外の物置で保管しているというケースは少なくありません。
プリンターは精密機器ですから立てて保管すると様々なトラブルを起こす可能性が高くなります。
また、室外の物置に保管しているとホコリっぽくなるのはわかると思います。
その状態というのは目詰まりを起こして当然と言われても仕方がない環境になりますよね。
可能なら購入した時の袋と箱に入れて保管するのがベストです。
ホコリはプリンターにとって最大の敵ですから、十分注意したい所ですね。
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