はちみつは何となく体に良い事は知っているけれど本当の所は半信半疑でしかないという人は意外と多いものです。
はちみつと言っても種類も多いし一体何を選べば良いかわからないし
そもそもはちみつっていつ使うのか用途がわからないという人も多くいます。
一言にはちみつと言っても種類も値段も味も千差万別なのが実際の所なのですが
最近、はちみつの中で注目度が高いのが『マヌカハニー』というはちみつです。
はちみつって何が凄いの?
マヌカハニーの凄さを書く前に、まずは『はちみつ』が持つ驚きの効能をご紹介しておきたいと思います。
■『二日酔いの緩和』
■『便秘の解消』
■『虫歯予防』
■『咳止め・喉の炎症の緩和』
■『傷や火傷の治癒を早める』
■『美肌・ニキビ予防』
■『快眠効果』
■『疲労回復効果』
■『アンチエイジング』
■『殺菌・抗菌効果』
■『消化促進』
ざっと書いただけでも、これだけの効果や効能があるのがハチミツなんです。
ハチミツは栄養がギッシリと詰まっていてビタミン、ミネラル、抗酸化物質などの栄養素が実に300種類以上含まれている
栄養の宝庫なスーパーフードなんです。
はちみつと健康の関係
先ほど書いたように、はちみつには約300種類の栄養成分が含まれているのですが
それはミツバチが運んでくる花の蜜や花粉の中にビタミンやたんぱく質、カルシウムにカリウムや鉄といった
体に必要なミネラルの殆どが含まれているからです。
・果糖、ブドウ糖などの糖
・カリウム
・鉄、銅、葉酸
・グルコン酸
・ビタミン
・グルコースオキシダーゼ
すぐ吸収されエネルギーになる
はちみつは、とても吸収が早いのが特徴で例えば、ご飯やパンなどの糖質はビタミンB1や消化器から出る様々な酵素によって
ブドウ糖と果糖の分解してから消化吸収された後にエネルギーとして使われますが
はちみつの場合は既にミツバチが花蜜を分解しているので、それ以上消化する必要のないブドウ糖と果糖が主成分になっています。
なので私たちがはちみつを食べても素早く体内に吸収されるので胃腸の負担も少ないですし素早いエネルギーへの転換がされるという事になります。
強い抗菌力・殺菌力!天然の薬箱?
はちみつは砂糖のかわりに甘味料として使うイメージが強いと思いますし、実際にそういった使い方が一般的です。
しかし、実ははちみつは抗菌力が協力な事から古くは『薬』として使われていました。
はちみつは糖度が80%と高くて水分が少ないので細菌などが繁殖しにくいという特徴があるので常温で保存していても腐らないですよね?
更にはちみつの凄い所は、はちみつが水分を吸収すると酵素によって過酸化水素を発生させる事です。
この過酸化水素は非常に強い殺菌作用があるので傷口に、はちみつを塗ると空気中の水分や体内の水分を吸収して過酸化水素を発生させて
皮膚の炎症を抑えたり、口腔内のトラブルを抑える効果が高いんです。
まさに天然の薬箱と言えるくらい様々な症状に効果を発揮してくれます。
マヌカハニーは抜群の抗菌・殺菌力を誇る
さて、はちみつが持つ驚異の効能をご説明しましたが、その中でも最強の抗菌作用を持つと言われるのが
マヌカハニーです。
マヌカハニーというのはニュージーランドにしか自生していないマヌカの花から採取されるはちみつです。

マヌカの花
マヌカはニュージーランドの原住民が万能薬として使用していたもので、このことからマヌカの木には薬効がある事は従来から知られていました。
そしって、そのマヌカから採取出来るはちみつには、他のはちみつには無い特別な抗菌効果を持つメチルグリオキサール(MGO)が含まれている事がわかり注目を集めているんです。
このMGOは大腸菌や胃潰瘍、胃がんを引き起こす原因の一つであるピロリ菌を抑える効果があり
その他の感染症に対しても高い効果がある事がわかり免疫力の向上に効果的と言われています。
そういった驚異の効能が瞬く間に拡散された事で世界中で愛用されるはちみつになりました。
スポンサーリンク
MGO?UMF?一体何?
マヌカハニーを購入しようとした時にラベルに『MGO』や『UMF』という
表示がある事に気付いた人もいると思います。
この表示は簡単に言えばマヌカハニーの効能を示している物になります。
ところがマヌカハニーは効能を示す指標が統一されていないのでメーカーによってMGOやUMFと表示が様々になっているんです。
MGOの解説
MGOというのはメチルグリオキサールの事でマヌカハニー特有の抗菌成分が他のはちみつには含まれていないメチルグリオキサールであることを発見した
ドレスデン工科大学の食物科学研究所の所長が名付けました。
このMGOが示すのは1kgのマヌカハニーの中に何mgのメチルグリオキサールが含まれているのか?という事を表す規格です。
MGOの表示の横に数字が書いてあると思うのですが、この数字が高いほどMGOの含有量が多くて
400以上あるとかなりの効果があると言われています。
UMFの解説
UMFはマヌカハニーの抗菌活性力を示すために生まれた指標です。
UMFはマヌカハニーの特別な抗菌成分の正体がメチルグリオキサールと判明していなかった時に『ユニーク・マヌカ・ファクター』と名付けられ
その頭文字を取りUMFと定められたんです。
UMFもMGOと同じように数値があり、高い数値ほど抗菌力が高いという事になります。
UMFはマヌカハニーの抗菌成分と消毒薬のフェノール溶液を比較しています。
例えばUMF10という表示の場合は10%の濃度のフェノール溶液と同等の殺菌力があるという事になります。
TAの解説
TAという表示は市販のマヌカハニーで比較的よく見かけると思います。
このTAはUMFと同じくフェノール溶液との比較で殺菌力を示しているのですが
UMFはメチルグリオキサールの効果だけを測定しているのに対してTAは過酸化水素とメチルグリオキサールを測定しているという違いがあります。
マヌカハニーにはこんな効能が!
栄養がたっぷりなはちみつは食べるだけでなく、化粧品や入浴剤の代わりにもなりますし
なにより薬代わりとしても活躍します。
マヌカハニーにはとても強い抗菌力があると説明しましたが、具体的な効能をご紹介していきたいと思います。
はちみつ歯磨きで口臭予防!
はちみつには歯垢や歯石の蓄積を防いで虫歯や歯周病を予防するという効果があります。
はちみつ歯磨きといっても、歯ブラシに歯磨き粉の代わりに、はちみつを使うというわけではなく
いつもの歯磨きのあとに歯ブラシに適量(数滴)のはちみつをとって仕上げに磨くだけです。
はちみつには虫歯の原因になるミュータンス菌の働きを抑える効果があって、更に歯石を作るリン酸カルシウムの形成を遅らせる作用があります。
この歯磨きの効果もやはり殺菌力が高いマヌカハニーを導入するのが良いです。
また、はちみつには口臭予防の作用もあるので積極的にはちみつを取り入れる事をお勧めします。
うがいで喉スッキリ!
はちみつには意外と知られていない事として『うがい』の高い効果があります。
はちみつは喉のイガイガや喉の痛み、咳の改善にも効果があって、マヌカハニーのような抗菌効果の高いはちみつをスプーン1杯分を溶かして
うがいをする事で風邪の予防に効果的です。
喉が既に痛いときは水で薄めないで直接マヌカハニーを患部に届くようにゆっくりと飲み込むと良いです。
胃腸の不調にも!
食べ過ぎて胃がもたれたり、ストレスで衣が荒れてしまっている時には
夜、寝る前にはちみつをスプーン1杯ゆっくりと飲むと、とても胃に良いです。
亜鉛やミネラルが豊富に含まれているので、胃の粘膜の荒れを修復する効能があります。
この事から胃の炎症を抑えて胃を守ってくれるので翌朝スッキリ元気になっているはずです。
また、はちみつには整腸作用があり、はちみつに含まれるグルコン酸がビフィズス菌を増やし腸全体の働きが整うので便秘や下痢が抑えられます。
腸の老化も抑える効果があるのでヨーグルトと一緒に摂取する事をお勧めします。
スポンサーリンク
はちみつは注意も必要!
栄養が満点で薬効もたくさんあるのが、はちみつですが
はちみつを選ぶ際や食べる際には注意も必要なんです。
ここでは、はちみつを選ぶ時や食べる時に注意しておきたい項目をご紹介したいと思います。
はちみつを選ぶ時は『純粋』かチェック!
本来、はちみつというのは天然の物ですよね?
人間の手によって加工されていない『純粋はちみつ』が本来あるべき姿です。
ところが、市場に流通している中には人間によって加工された物も多く販売されています。
はちみつは60度以上になると栄養分の多くが失われてしまいますので、もしも加工されたものが過熱加工されていたとしたら
そのはちみつの栄養素の多くは喪失している可能性があるんです。
もちろん、はちみつの味を楽しみたいだけという場合は加工された物でも全然良いのですが
はちみつの持つ抗菌力や栄養分を求めている場合は加工品を選ぶ事は避けるべきでしょう。
保管は2年を目安に!
はちみつは基本的に糖度が高くて殺菌力が強いので保存状態が良ければ何年経過しても問題なく食べられます。
しかし市販のはちみつには『2年』という賞味期限が大抵設けられています。
これは保存状態が悪かったり、はちみつを加熱などの温度変化を何度も加えている場合などは
風味が損なわれるので、その目安が2年という賞味期限になっています。
賞味期限通りに美味しく食べるには2年というのを一つの目安にすると良いでしょう。
赤ちゃんには与えないで!
はちみつは1歳未満の赤ちゃんには絶対に与えないでください
天然のはちみつの中にはボツリヌス菌の胞子が含まれていて、このボツリヌス菌というのは食中毒を引き起こす原因菌の一つなんです。
大人の場合ははちみつに含まれるボツリヌス菌が体内に入っても胃酸や腸内細菌といった免疫によって問題はないのですが
1歳未満の子供の場合は腸内細菌などの免疫が未発達なのでボツリヌス菌を抑える事ができなくて稀に
乳児ボツリヌス症を発症する事があります。
はちみつは、とても万能な物ではあるのですが、くれぐれも1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしてください。
例え1歳を過ぎたとしても、念のために私は3歳になるまでは子供にはちみつは与えません。
何故かというと食べ物アレルギーが怖いからです。
仮に子供が何らかの食べ物アレルギーを持っていた場合、その植物から取れたはちみつによって
アレルギー症状が引き起こされる可能性があるからです。
ですので私は子供の腸内環境が整う年齢から、更にアレルギーの調査をしてからでないと
はちみつは与えないようにしています。
目安は1歳以下となっていますが
念には念を入れて食べ物アレルギーが無いか確認してから
与える事が望ましいでしょう。
食べ過ぎに注意する!
私の悪い癖なのですが、はちみつに限らず体に良いと知るとたくさん食べようとする傾向があります。
はちみつはカロリーが低くて栄養素が高いとは言っても食べ過ぎてしまうと糖分が蓄積されて肥満の原因になります。
一般的にはちみつの1日の摂取量の目安は100グラムが良いとされています。
つい健康の為、風邪の予防の為と大量に摂取したくなると思いますがスプーン1杯で効果は十分ですので
食べ過ぎには注意しましょう。
その他の意外な効能とは?
マヌカハニーなど、はちみつが持つ意外な効能は他にもあります。
『そんな使い方もできるの!?』と思うような使い方もあるかもしれませんし
以下の使い方を全て知っているアナタは、かなりのはちみつ通です!
ハンドクリームで手荒れ解消
切り傷や手荒れ、軽度の火傷なその肌のトラブルにも効果があるのがはちみつの凄い所です。
市販のハンドクリームに数滴はちみつを混ぜるだけで手荒れが劇的に解消されます。
手荒れが酷い時には手に直接はちみつを付けても良いです。
軽度の火傷には、火傷をした時に素早くはちみつを塗れば水ぶくれになりにくくなりますし
切り傷や擦り傷の治りも早くなるんです。
ボディソープやシャンプーにも!
はちみつはボディソープやシャンプーに混ぜる事も可能です。
市販のボディソープ約500mlに大さじ1杯のはちみつを混ぜて良く振るだけ。
それだけで肌の乾燥も改善され、かかとや肘のガザガザにも効果的になります。
シャンプーもボディソープと同様に500mlに大匙1杯のはちみつを混ぜるだけで逃避の毛穴の汚れが綺麗になります。
ボディソープもシャンプーも毎回使用前によく混ぜてしっかりと底に沈殿しているはちみつを拡散させましょう。
はちみつパック
はちみつを数滴手のひらに取って少しの水と一緒に直接顔全体にのばします。
そのまま5分ほど放置してから洗い流すと、はちみつのミネラルやビタミンによって肌のキメが整います。
お風呂の湯舟にはちみつ
入浴時にお風呂の湯の中にはちみつを大さじ2杯くらい混ぜると驚きの効果があります。
お風呂にはちみつなんて体がベタつきそうと思うかもしれませんが大さじ2杯程度では驚くほどベタ付きません。
それどころか想像以上にしっとりとしたスベスベになるんです。
さいごに
はちみつは、とても甘いのでカロリーが高そうと思うひとも多いと思いますが
実は100gの砂糖と100gのはちみつを比較すると、はちみつの方がカロリーが低いんです。
それでいて1日の使用量の目安は砂糖よりの半分なのでかなりカロリーは控えめなのでダイエットの強い味方でもあります。
また、はちみつは種類が豊富で色も固さもバラバラなんです。
基本的に、はちみつは色の薄いものは風味が優しく、色の濃いものは風味が濃くてミネラルが豊富です。
味を楽しみたいならお好みで選ぶのが一番ですが薬効として選ぶならマヌカハニーを試してみる事をお勧めします。
スポンサーリンク