6月の環境は?
6月は『水無月-みなづき-』という別名もあるのですが、この水無月の由来となった理由は
現在では6月と言えば梅雨の時期というイメージがありジメジメとしている事を想像すると思いますが
旧暦での6月というのは梅雨が明けて非常に暑い酷暑の時期だったことから、連日日差しが強く
厳しい日照りが続いていた時期なので田んぼの水が干上がってしまう程で『水が無い月』という事から
神無月と呼ばれる事になりました。
実は6月は神無月という呼び名の他にも建未月(けんびげつ)・風待月(かぜまちづき)・常夏月(とこなつづき)という呼び名もあります。
6月の行事は?
6月には様々な行事があり、梅雨を快適に過ごす為の工夫の跡も見る事ができます。
ここでは一般的な6月の行事とお祭りなどの情報をまとめてみたいと思います。
衣替え
一般的に6月1日から夏服へと衣替えをするのですが、この慣習は明治になり洋服が取り入れられてから定められたものが現在まで続いています。
更に歴史を遡って行くと、平安時代の宮中で定着したという記述まで遡る事が出来ます。
衣替えというのは季節に応じて衣服を着替えるという意味なのですが、この衣替えは四季がハッキリとしている日本の独特な習慣です。
現在では6月1日と10月1日に衣替えを行いますが、これは公家社会や武家社会の風習の名残であると言われています。
最近では服装の多様化もあって昔ほど衣替えの習慣は和らいでいるのですが和服の世界では今も衣替えは約束事として守られています。
今は気候に合わせて自由に着る服を選ぶ事の方が多いです。
プロポーズの日
6月の最初の日曜日はプロポーズの日という事を知っていますか?
ジューンブライドという言葉は知っていると思いますが、この言葉があるように
6月と結婚というのは非常に縁が深い物なんです。
ヨーロッパでは『6月に結婚する花嫁は幸せになる』という伝承があるくらいです。
そして6月の最初の日曜日がプロポーズの日というのは全日本ブライダル協会がジューンブライドにちなんで1994年に制定したものです。
歴史としては長い物ではないので、プロポーズの日が浸透し認知されているの?と言われると
幅広く認知されている事とは言えないですが、このブログを見てプロポーズの日を知った方でプロポーズの予定がある方は
6月の最初の日曜日にプロポーズをしてみてはどうでしょうか?
入梅(梅雨入り)
地域や、その年によって違いますが暦の上では立春から135日目である6月11日が入梅とされています。
入梅は太陽黄経が80度に達する時の事を指していて、約40日の間、梅雨の時期に入ります。
6月11日の入梅というのは暦の上での事であり、農家が梅雨入りを知る目安にしていたものです。
当然、毎年異なる梅雨入りの正確な日にちというのは気象庁の梅雨入り宣言になります。
ちなみに6月11日は傘の日です。
梅雨とは
- 日本、中国などの東アジアの国で春から夏に移る時期に
見られる雨期の事です。
日本では雨の前線が日本の南岸に停滞し始める時期です。
時期的に梅の実が熟す時に降る雨なので梅雨という名称になっています。
父の日
6月の第三日曜日は父の日で日頃、一生懸命に仕事をしているお父さんに感謝の気持ちを伝える日です。
父の日の歴史は意外と浅く、1909年にアメリカの女性が男で一つで6人の子供を育てあげた父親に感謝の気持ちを持ち
父の日を提案した事が始まりとされています。
この父の日が日本に伝わって来たのは1955年頃の事なので、日本では父の日の歴史というのは比較的浅い行事と言えます。
父の日のシンボルは白いバラなのですが、この白いバラがシンボルになっている理由は
前述した父の日の提案をしたアメリカ人女性が父親の墓前に白いバラを捧げた事がキッカケとなり
父の日のシンボルフラワーとして白いバラが確立していきました。
父の日
- 父の日はカバンの日とベルトの日でもあります。
また、仕事を頑張っている父親の無事を願い
黄色いリボンを贈る事もあります。
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夏至
夏至は二十四節気の一つで立夏と立秋の中間になります。
この時期は北半球では太陽の位置が最も高くなる時期なので昼の長さが1年で最も長い時期になります。
暦では夏の真ん中なのですが、この時期の日本では梅雨です。
夏至の時期は北極圏などでは太陽が沈まない白夜になる次期です。
大祓(おおはらい)
6月30日というのは1年の丁度半分の日なので、その節目として知らずに犯してしまった罪の禊を行う風習があります。
昔の人たちは1年を2期として考えていた事から6月末と12月末には身の浄化の為に大祓をしました。
6月の大祓の事を夏越しの祓と呼び12月の大祓は年越しの祓と呼びます。
現在も大祓は神社で行われていますが、紙の形代に身の罪を移して祓の後に川や海に流すという方法が一般的です。
6月のお祭り
6月に行われるお祭りは各地に様々な物があります。
その中でも非常に歴史の長いお祭りは山王祭りでしょう。
山王祭りの詳細と、その他の地域のお祭りをまとめていきます。
山王祭り(隔年の6月中旬)
山王祭りは東京の永田町にある日枝神社(ひえじんじゃ)の祭礼です。
歴史は非常に古く、神田祭・深川祭と並び江戸の三大祭の一つです。
徳川の三代将軍である家光の時代から続く天下祭の一つなんです。
この祭りは毎年ではなく、隔年の6月に行われるのですが、これは昔の祭りでは毎年、神田祭りと豪華さを競っていた事から
幕府の贅沢を禁止している『奢侈禁止令(しゃしきんしれい)』に反するという事で毎年開催ではなく2年に1℃の開催となりました。
2年に1度、しかも神田祭と交互に開催される事になったのですが、その開催のスタイルが現在にも受け継がれています。
北海道の6月の主なお祭り一覧
北海道が6月に開催するお祭りは多様なのですが、その中でも比較的有名なお祭りは
白老牛肉まつり・YOSAKOIソーラン祭り・北海道神宮例祭(札幌まつり)でしょう。
この記事を執筆時点では白老もヨサコイも開催済みで札幌祭りは開催中です。
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さいごに
6月は梅雨の時期でジメジメとしていて『6月は嫌い!』という人も多いのですが
実は6月って祝日が一度もないんですよね。
1日も祝日のない6月の事を毛嫌いする社会人は多いのではないでしょうか?
ちなみに、私もその中の一人だったりします(笑)
それと、6月は高温多湿の時期ですので食中毒には注意してほしいと思います。
6月の記念日を一覧にしてみましたので参照してください。
6月の記念日一覧 | |
1日 | 写真の日 真珠の日 麦茶の日 チーズの日 チューインガムの日 氷の日 バッジの日 ねじの日 梅の日 気象記念日 電波の日 衣替えの日 |
2日 | 路地の日 裏切りの日 甘露煮の日 カレー記念日 |
3日 | 測量の日 |
4日 | 虫の日 むしの日 ローメンの日 |
5日 | 世界環境デー 環境の日 熱気球記念日 熱田祭り(名古屋市) |
6日 | 兄の日 家族団らんの日 邦楽の日 楽器の日 生け花の日 おけいこの日 ヨーヨーの日 かえるの日 飲み水の日 補聴器の日 恐怖の日 |
7日 | 母親大会記念日 計量記念日 |
8日 | バイキングの日 ただの日 |
9日 | リサイクルの日 ロックの日 ネッシーの日 ポルノの日 |
10日 | ミルクキャラメルの日 商工会の日 歩行者天国の日 時の記念日 路面電車の日 |
11日 | 国立銀行設立の日 雨漏り点検の日 学校図書館の日 |
12日 | 恋人の日 バザー記念日 日記の日 |
13日 | FMの日 鉄人の日 小さな親切の日 |
15日 | 暑中見舞いの日 信用金庫の日 |
16日 | 和菓子の日 麦とろの日 無重力の日 ケーブルテレビの日 |
17日 | おまわりさんの日 |
18日 | 海外移住の日 おにぎりの日 |
19日 | ベースボール記念日 元号の日 朗読の日 |
20日 | ローマ字の日 |
21日 | スナックの日 |
22日 | かにの日 ボーリングの日 |
23日 | オリンピックデー 沖縄慰霊の日 |
24日 | ドレミの日 UFO記念日 |
26日 | 露天風呂の日 |
27日 | 女性雑誌の日 演説の日 日照権の日 |
28日 | パフェの日 貿易記念日 |
30日 | トランジスタの日 大祓 |
第1日曜日 | プロポーズの日 |
第2月曜日 | 花の日 こどもの日 |
第3日曜日 | 父の日 ベルトの日 カバンの日 靴の日 サクランボの日 |