副業というイメージをアナタはどう考えていますか?
『せどり』や『アフィリエイト』といった事を思い浮かべる人も沢山いますが『FX』と答える人も増えています。
主婦でも片手間で〇〇万円稼げるとかローリスクで稼げるという情報が伝わっているFXは急速にデビューする人が増えています。
実際に『知人がFXで月に○○万円稼いでいる』から自分も始める人というのも多いのではないでしょうか?
結論から言えばFXは確かに稼ぐ事は出来ます。
ただ、それには条件があって、大切な事は自分の気持ちをコントロールする事と経験です。
ここではFXについて初心者の方向けに利益を上げる可能性を少しでも高める為の考え方を書いていきたいと思います。
ここで勘違いしてほしくない事は『確実に勝てる必勝法』ではなくて『勝てる確率を少しでもあげる』為のマインドに重点を置いているという事を忘れないでください。
まずここではFX取引を行う前の基礎知識の土台作りをしていきたいと思います。
FXって何?
FXというのは簡単に言うと世界中のお金を交換して設ける仕組みと考えて下さい。
私たちが普段使用しているお金は『円』ですよね?けれども世界には円以外のお金も沢山ありますよね?
ドル、ユーロ、ポンドなど世界に流通している通貨というのは沢山の種類があります。
FXというのは、円とドルを交換したり円とユーロを交換するなどして利益を得ていくという物になります。
FXは株と同じで立派な投資ですので基本的には株式投資とやっている事は同じです。
後ほど詳しく説明しますが、海外の通貨を安く買って高く売る事が出来れば設ける外貨投資が基本になります。
■『為替っていうのは?』
FXを行うにあたって為替という言葉は絶対に聞くはずです。
FXをしていなくてもニュースを何気なく見ていると『今日の円相場』とか『本日の為替レート』と話しているのを聞く機会があると思います。
そしてこの為替というのは簡単に説明すると両替と考えるとわかりやすいです。
本来は為替と両替は全く異なる物ですが為替を両替に置き換えてみると非常に理解しやすくなります。
為替は、ある国のお金と別の国のお金という価値の違う物を交換する事です。
お金の価値は毎日変動しているので同じ100円でも交換のタイミングによっていくらに交換出来るのかは変わります。
FXで儲ける事が出来る仕組み
FXで儲ける仕組みは2つあって『スワップポイント(金利差)』と『為替変動』です。
■『スワップポイント』
スワップポイントというのは円をドルに交換すると円とドルの金利の差額を受け取る事が出来る仕組みです。
この場合、円を渡してドルを受け取る事になるのでドルに設定されている金利を得る事が出来ます。
例えば円の金利が1%でドルの金利が3%だとした場合、渡した円の金利は差し引かれ2%のスワップポイントを受け取れるという事になります。
円とドルの例で書きましたが、各通貨の金利というのは様々なので、より金利の高い国の通貨と交換すれば多くスワップポイントを得る事が出来るというワケです。
という事はスワップポイントで稼ごうと思った場合には単純に金利が高い国の通貨を選べば良い事になります。
参考までに2017年8月現在の主な金利状況は以下のようになっています。
日本0.1%、アメリカ1.25%、カナダ0.7、ニュージーランド1.75%、豪州1.5%、香港1.5%、イギリス0.25%、南アフリカ6.75%、トルコ8%
スワップポイントは、その通貨を持っている限り得る事が出来るのですが、勘違いしやすいケースが計算方法です。
5%の金利が付く通貨を100万円分買えば毎日5万円得る事が出来ると勘違いする人もいるのですが、正しくは以下の通りです。
100万円分の通貨を1年間持っていたら(100万円×5%)なので5万円得る事が出来ます。
半年しか持っていなかったら2.5万円という事になります。
■『為替変動』
FXといえばこちらのイメージが強い人が殆どではないでしょうか?
為替レートの変動によって利益を得るという方法です。
為替の変動というのは通貨の価値の変動という意味で例えば1ドルが100円の時に100万円分のドル(1万ドル)に交換したとします。
アナタがドルを持っている間に為替が変動して1ドルが200円になっていたら、どうなりますか?
100万円で買った1万ドルを円に再び交換すれば200万円になって戻ってくるので100万円儲かったことになります。
円を外国の通貨と交換して、その通貨の値が上がれば儲ける事が出来るという事です。
という事は今後値上がりしそうな通貨を選んで安いうちに買っておく事が出来れば儲かりますし反対に外国の通貨が上がるということは日本の通貨である円が安くなる『円安』になるという事でもあるので
円安になりそうな時に外国の通貨を買っておけば、やはり儲かるという事になります。
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円安円高の仕組みを知る事が大事
円安や円高という言葉をしっかりと理解する事と円安や円高になる仕組みを理解する事はFXで儲ける為には必要な事です。
この円安や円高というのは基本的に円とドルを比較している指標になっています。
円安や円高というように通貨の価値が変動する理由というのは、その通貨の人気を示すバロメーターのようなものです。
円に対する需要が多くなれば値段はあがりますし、反対に需要が小さくなれば値段は安くなります。
通貨が高いという事は、その通貨を欲しい人がたくさんいるという事になるのでドルやユーロといった通貨は高いんですね。
この円安や円高といった変動の事を為替レートと言って、為替レートは2つの通貨によって表されます。
円ドル相場、円ポンド相場、ドルユーロ相場といった感じですね。
この為替レートはある意味で国の力関係によって優劣が決まる事でもあります。
円の人気が上がれば『円高ドル安』になるという事はもう理解出来ていると思いますが、円もドルも人気が上がる事もありますよね?
その場合の為替レートはどうなるのかというと、そこが国の力関係が関わってくる事になります。
円の人気が上がっても、それ以上にドルの人気が上がればドル高円安になります。
為替レートというのは比べる相手国との経済力との競争なんですね。
為替の変動は予測できるのか
ここまでで、ある程度の基礎知識は身に付き始めていると思いますので、為替の変動を上手く予測する事が出来れば儲ける事が出来ると理解していると思います。
円安や円高の仕組みをしっかりと理解する事はFXで利益を出していく為にとても重要な事です。
この仕組みをないがしろにしてしまうと、いつまで取引をしていても勘に頼った勝負をすることになるからです。
とはいっても為替の動きを完璧に予測する事が出来れば、みんながみんな億万長者になってしまいますよね?
ですから残念ながら為替の変動を完璧に予測する事は不可能です。
しかし、ここで舞踏に書いた経験によってある程度の為替の変動の傾向を掴む事は可能です。
為替の動きを予測するには過去の値動きを振り返り今後のレートの動きを予測するケースが多いです。
上記画像は過去の為替レートの変動のグラフなのですが、あまり過去すぎろレートは参考にしないで過去10年くらいで見ていくのが良いでしょう。
2007年が117.7535円で一番高かったのが2015年の1ドル=121.0440円。反対に一番低かったのが2012年の1ドル=79.7905円。
過去10年を見ると大方は1ドル80円から120円で推移してますので過去の事例から見てもよほどの事態が起きない限り1ドル200円とかにはならないと予想できます。
1ドル80円くらいまで円高が進んできたら、そろそろ円安になるなと予想する事が出来ます。
この様なザックリとした相場の読み方の他に『ファンダメンタル』と『テクニカル』という分析方法があります。
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ファンダメンタル解析
ファンダメンタル解析というのは経済の基礎条件(ファンダメンタルズ)を分析するという方法で簡単に言えばその国の経済動向や政策金利の方向性を見切って為替相場を分析することです。
為替は国の経済の力関係が現れるので、その国の経済の基礎を把握し予想することは大原則です。
その国の経済が強くなっている状況ではその通貨が激安になる事は考えられないので通貨はどんどん高くなる事が予想できます。
勿論、為替のレートというのは一時的に予測不能な動きを見せる事がありますが、そうなったとしても一時的な事で、やがてその国の経済状況に相応しいレートに落ち着いていくものです。
つまりファンダメンタル解析というのは世界の経済の状況を見れば為替の動きが値上がりしそうか値下がりしそうかの傾向が掴めるという事です。
ではファンダメンタル解析では具体的にどのような事に注目すれば良いのでしょうか?主に以下の事に注目してみると良いでしょう。
・その国のGDPがどれくらい成長しているか
・経済は安定しているか
経済に関わりそうな事を注視していき今後の為替のレートがどうなりそうなのかを予測するのがファンダメンタル解析なんです。
テクニカル解析
このテクニカル解析はFX初心者だけでなく、沢山のFX参戦者が行っている解析手法です。
テクニカル解析は過去の相場の動きから今後のレートの動きを予測するという方法です。
この時、過去の値動きを示したチャートグラフを使って分析を行うのですが人によってはファンダメンタル解析よりもテクニカル解析の方を好む場合が多いです。
上の画像がチャートグラフなのですが、チャートにある四角いものを『ローソク足』といって、このローソク足はその期間の始値、終値、最高値、最安値を示しています。
そしてチャートグラフを見てもらうと色んな長さのローソク足がある事に気付くと思いますが、これはローソク足が長いほど相場は動きやすく、反対に短いローソク足は相場が動きにくい膠着状態にあると考えられます。
あくまでも傾向であって決定事項ではないのでローソク足を鵜呑みにするのは問題ですが、ある程度の指標として参考にするには有効といえます。
さいごに『気持ちのコントロールの重要性』
FXというのは儲けだけでなく損をすることも勿論あります。
そしてFXは利益の奪い合いだという事を自覚しましょう。
FXなどの投資は儲かる人がいれば必ず損をしている人がいます。
当然、アナタが損をする側に回る可能性も大いにありますし、その損失は絶望的な金額になる事もあり得ます。
ここでは書きませんが、そういった大きなリスクを常に抱えている事を忘れてはいけません。
FXは勝率が半々のはずなのに、負ける人の方が多いと言われているのですが、その一番の原因というのは『気持ちのコントロールの難しさ』という考え方があります。
要するに勝てないトレーダーは損を耐えて得に耐えられないという傾向があるんです。
取引の中で含み損が増えていくと心理的に『回復するはず!』とか『損失は出したくない』という状態になり損を確定できずに、どんどん損害を大きくしていく傾向があります。
反対に得が出ると今度は『今のうちに利益を確保したい!』という心理が働いて我慢できずに小さい利益で確定させてしまう。
だから損は大きく、特は小さくなり結果的に負けてしまうという状態に陥ります。
損を最小限にして得は最大限にする気持ちのコントロールが上手い人ほど大きな利益を出すんです。
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